
金重有邦 土のコトダマ
金重有邦(1950-)は備前で制作する陶芸家です。武蔵野美術大学彫刻科で学んだ後、父・素山のもとで本格的に陶芸を始めました。現在は「田土」と呼ばれるきめ細やかな備前の土に立ち返り、主に茶碗の制作に集中しています。用と美の双方を追求する有邦の茶碗には、独自の思想と造形が色濃く現れています。本展ではこの10年間で制作された茶碗を中心に、最新作を含む約80点を展覧します。備前の風土と対話することで生み出された作品の数々をご覧ください。
<2階展示室 スポットライト>戸田浩二 儚水揺
静謐で凛とした焼締陶、戸田浩二の最新作を紹介します。
*展示替えのため休館 5月18(月)-6月6日(土)
栃木県文化功労者受章記念 環境陶芸の地平 藤原郁三
「陶壁」とは陶素材による壁面装飾で、戦後に登場し、主に1970年代から多く用いられるようになった名称です。本展では一昨年に栃木県文化功労者となった、益子を拠点に活動する陶壁作家、藤原郁三(1946~)の仕事を紹介します。これまで手がけた作品は、全国約700箇所にも及びます。藤原が取り組む陶壁作品「列、合、重、動、集、表出、面、相、立」について、写真や図面、模型を中心にご覧いただきます。
*展示替えのため休館 8月24(月)-9月5日(土)
江崎一生・加守田章二・森陶岳 1969-71|変容する陶の交差
1969~1971(昭和44~47)年の3回にわたり、東京・有楽町の交通会館ギャラリー・手において、「江崎一生・加守田章二・森陶岳」の三人展が開催されました。東京国立近代美術館の工芸課長であった吉田耕三によって企画され、当時最も活躍していた作家が選ばれました。これまでにない創造的な陶芸作品を制作することを吉田はテーマとして提示し、作家たちはこの趣旨を忠実に守り、毎年新たな作風の作品を制作しています。本展では同展の再現を試みるべく、出品作を中心に紹介し、改めてその魅力に迫ります。
<笹島喜平館>日本拓版画会展2026
日本拓版画会のメンバーによる拓刷木版画の世界を紹介します。
*展示替えのため休館 11月30(月)-12月12日(土)
益子国際工芸交流事業共催 ジェニファー・リー
益子陶芸美術館、益子国際工芸交流事業では現代イギリスを代表する陶芸家、ジェニファー・リーを招聘し、企画展「ジェニファー・リー」を開催します。ジェニファー・リー(1956~)はスコットランド生まれ。1975年にエディンバラ・カレッジ・オブ・アートで陶芸を学び、1980年からロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)にて陶芸を学びました。手びねりする前に酸化金属を混ぜ込み、土を着色するという手法を発展させながら制作をしています。酸化物が互いに反応し合うことで帯状の輪となり、移り変わる輪の色彩を追求しています。
本展では初期から最近の作品と、さらに今回益子国際工芸交流事業レジデンスプログラムで制作した成果作品も合わせて展示します。
*展覧会名およびスケジュールは変更になる場合があります。